非常事態の只中
皆様お元気でしょうか。
昨今は不動産の営業をしていても、
この新型コロナウィルスの影響で
マンションの価格はどうなるの?という話題になります。
そう、この様な非常事態でも皆様住まいへの関心は変わりませんね。
住宅も資材や各メーカーの設備などが不足してくることは
想像に難しく有りません。
すでに製造に制限が出ている製品もあり、マンション価格の高騰に
拍車をかけないか心配です。
建設費の高騰で今よりも販売価格が高くなることは十分に考えられます。
では、いつが買いどきなの?!
と質問されます。
ズバリお答えいたします。
「買える時が買い時」です!
なんだそんなの答えになっていないぞ!と思う方もいるでしょうが、
これ以上の答えはありません。
いつ何時、何が起こるか分からないからこそ、
所有しておかなければならないもの、それが分譲マンション(持家)だからです。
そして、「いつでも買えるもの」では無いということを知っていれば、買い時を
思案する必要はありません。
解説いたします。
買える時の「買える」は「購入する資力がある」と置き換えられます。
「購入する資力がある」時とは
1、住宅ローンが組める時
2、現金がある時
3、もしくはその両方
ほとんどの方が1の住宅ローンが組める時に購入されますが、
これが、いつ何時でも組めるとは限りません。
購入する資力とはほとんどの場合、現金のことではなく、
金融機関に対する信用力、住宅ローンを借りられる力のことを言います。
この条件に当てはまる方は「買い時」です。
【住宅ローンが組むために必要なこと】
1、収入が安定していること
2、収入金額の比率が購入金額に見合うこと
3、団体信用生命保険に加入できること(加入しない方法もあります)
以上です。
たった3つの条件ですから、
来年でも再来年でも良いじゃないか、と思う方が多くいらっしゃいます。
が、ここが勘違いのもとです。
今回の新型コロナウィルスの社会的影響力を見てください。
すでに航空会社で数千人の解雇が決定しました。
世界景気の失速は警戒感となり、株価は暴落。あらゆるリスクアセットは叩き売り。
だれがこの様な展開を予想していたでしょうか。
明日は我が身、我が家族の身です。
全く何が起こるかわからないのが世の常。
そして大黒柱のご主人様が来年、再来年も健康でいられる保証もどこにもございません。
買った後支払えなくなったらどうするの?!
という心配をして買えない方も結構多くいらっしゃいますが、
幸福過ぎて危機感がありません。
買ってもいないうちから、買った後の心配をするのは気持ちに余裕が
あるからです。
そもそも分譲マンション(持家)を購入するとはどういうことか
、どうして必要なのかを理解しましょう。
なぜ分譲マンションの購入が必要なのか
【分譲マンション(持家)を所有する目的】
1、帰るところをつくる(賃貸は所詮他人のもの。宿借りです。いつ追い出されても文句は言えません。)
2、家族(自分を含め)を災害などの危険から守るため
3、資産を形成するため
この3つのために努力をして分譲マンションを購入するのです。
目先のお金と3つの目的を比較してください。どちらが大切でしょうか。
いうまでもありませんね。
この3つの目的が達成している方はもう分譲マンション(持家)の必要はなく
付加価値を求めた購入となります。
非常事態、危機的状況の今、
明日の我が家族、我が身のことを考える良い機会です。
購入する資力があり、購入する目的がある方は、
周囲の状況にとらわれず、今がチャンスだと気がついてください。
あのときに購入していて良かった!
と思う日が必ず来ますよ!
余談)
分譲マンションを勧める理由としては、
戸建てはよほどマメに手を入れられる方でなければ維持管理できません。
費用もマンションの管理費、修繕費、駐車場代とは比べ物にならないほどかかるからです。